IEはもう消費期限切れソフト
学校のパソコンには,標準でホームページ閲覧ソフト(Webブラウザソフト)のInternet Explorer(IE)が入っていて,それだけ使っているかも知れません。
←こんなのこのIEはとても古くから使われているソフトですが,すでに使用を避けるべき時期がきています。提供しているマイクロソフト社も使用を推奨していないからです。
なにより様々な問題が発生しています。
教育委員会の関係者の皆さん,市区町村の情報関連部局の皆さん。皆さんの自治体の学校は,IEだけに限定した状況をいまだ続けていませんか?
Webブラウザソフトだけの問題で済むことではありませんが,まずは学びの場が望んでいることを実現できるように動いて欲しいです。
以下のいろんな情報発信に耳を傾けて,対応に動いてください。
Scratch 3.0 になって、Internet Explorer ではログインすることもできなくなった。3学期、IE環境のままで Scratch を使った授業の実施を計画していた先生もいるのではないだろうか。IE を使い続けているということはオフラインエディタのインストールもままならないだろうし… pic.twitter.com/hyRRGx5DCc
— 竹谷正明 (@takeya_masaaki) 2019年1月8日
Scratchとは,2020年から始まる小学校でのプログラミング体験で教材として多く使われそうなプログラミング環境です。
.@shiba_masa 2020年に必修となる小学校のプログラミング教育について、3省コンソーシアムのWebサイトで事例が公開されています。https://t.co/dNrSVFISVD しかし、多数の小学校はWebブラウザーとして、MS社も推奨していないIEしか導入していないため多くが実行できません。至急の対応をお願いします。
— アベ先生 (CV: 阿部和広) (@abee2) 2019年2月10日
今回このようなメッセージを警告的に発しなければならなくなったのは,様々な状況が進展していたにもかかわらず,対応すべき整備や措置をせず,問題が顕在化したためです。
こうした問題は,もっと早くに対応ができたものです。
迅速に柔軟な対応を
この問題について,竹谷正明さん(みんなのコード)が様々な角度から情報を収集されて発信されています。
学校にモダンブラウザを!(「明日」をつくる仕事。)
その他にも,様々な方々が問題意識をもっておられます。
#学校にモダンブラウザを (ハッシュタグ)
学校における選択肢が柔軟に用意できるよう対応が進むことを望みます。